自己点検・自己評価の公表について(総括)

当校における自己点検・自己評価の取り組みについて

平成19年の学校教育法及同法施行規則の改正の主旨に則り、平成27年度の本校の自己点検・自己評価の結果をここに公表いたしますので、本校における教育サービスの現状を正しくご理解いただき、本校教育の活性化に資するためのご助言がいただけましたら、幸甚に存じます。

<平成27年度自己点検結果 平均点>

※北海道芸術デザイン専門学校 自己点検・評価(実施日:平成28年4月1日)
※評価基準 4段階評価(4十分達成 3概ね達成 2改善余地あり 1検討が必要)

自己点検・自己評価(総括)より

1.「教育理念・目的・育成人材像等」

(1)学校の教育理念・目的・育成人材像は明確になっているか
本校は、昭和36年白雪美術研究所設立を皮切りに、昭和41年北海道美術学校の認可によりデザイン教育の現場として、業界の黎明期から実践的かつ職業専門性の高い人材輩出に半世紀を超えて取り組んでまいりました。 職業人としての人格形成を目指し、「熱意・決意・創意」を建学の精神として掲げ、今日まで“芸術とデザインが響きあい、心を豊かにする職業人の育成”を目的と定めた教育目標、専攻経営の方針浸透を教職員で徹底しています。また、平成26年には昼間部4学科が職業実践専門課程認定を受けました。
(2)各学科の教育目標・育成人材像は業界のニーズに向けて方向づけられているか
本校の教育目標「専門的知識・技術の習得」「社会人としての基本的教養」「希望者全員の就職」の実現に向けての教育課程の編成と展開に全教職員一丸となって取り組んでいます。特に、企業実習(インターンシップ)やコンペへの応募、資格取得などに参加できる教育環境を整え、学生の積極的参加を促しています。また、指導に当たっては、各業界で先進的に業務に当たっている専門家を講師に招き実践的・実務的な指導を徹底し即戦力として活躍できる人材の育成に取り組んでいます。

2.学校運営

(1)運営組織や意思決定機能は組織的で明確になっているか
運営組織については、「組織図」「組織規程」において具体的に示され、また、事務各部や学科には担当業務により細分化した校務分掌を置き、組織的運営に努め、各業務の運営責任を明確化しています。 年度当初に事業計画・予算の策定を行ったうえで、学校法人運営について定めた「寄付行為」により理事会及び評議員会と、主要な運営会議(学校別定例会議、教職員会議、部長会議、学科長会議、就職会議、財政会議、講師会議等)を定期的に行っています。また計画事案別会議やプロジェクトミーティング等も必要に応じて開催し、有機的に機能するよう意思決定をしています。
(2)情報システム化等による業務の効率化が図られているか
本校ではこれまで、2014年4月にマイクロソフトのサポートが切れるWindows XPベースのアクセスDBを各部署毎に利用しており、学園として一元管理できる統合学校事務ソフトへの変更が必要であった。H26年3月に新しく、専門学校における運用で実績の高いクラウドコンピューティング型の新規の事務システムを導入済みである。取り入れたシステムの運用を通じて、効率的な情報管理と部署間の情報共有を図り、学校運営の効率化に努めています。

3.教育活動

(1)教育理念等に沿った教育課程の編成・実施方針等が策定されているか
本校の教育課程編成は、北海道におけるデザイン教育50年の実績と信頼に基づいた研究の成果であり、デザイン業界に真に役立つ人材育成をして参りました。「各専攻の専門教育及び職業教育の確立」を達成するために、指導内容・授業時数・各種特別活動(校外活動・全校行事他)等について、教育課程表、年間指導計画、年間行事予定、デザインコンペへの参加や校外学習、国際交流、学生グループ制作展等の構成項目を総合的に組み合わせ、実技と専門知識とのバランスが十二分に考慮された就職直結の重層的なカリキュラム編成をしています。また、業界有識者からの助言をいただき、到達目標やカリキュラム体系、使用する設備機材、ソフトウエア研究教材を含めて、定期的に教育計画全体の見直しを図っています。
(2)職業教育に対する外部関係者からの評価を取り入れているか
本校では、教育に関して学識者と各学科・専攻それぞれの専門分野において業界で活躍する専門家を招へいして第三者による学校評価委員会を実施し、毎年学校のすべての教育活動を省みています。入口である入学者の状況、中身である教育課程の実施状況、出口である就職など卒業後の進路状況などのデータをきめ細かく分析し第三者委員の皆様より、最先端で活躍する立場からのご意見をいただき教育活動の改善に取り組んでいます。
(3)資格取得の指導体制はカリキュラムの中で体系的に位置づけられているか
社会人としての基礎力向上を図るため、ビジネス能力検定については学科専攻を問わず必修受験させる指導体制を取り、主に担任授業を中心に受験対応カリキュラムを運用しています。また各専攻の専門分野に対応した各種検定試験についても、必要に応じ専攻毎や学生任意での受験が可能となるよう配慮したカリキュラムを実施しております。資格の取得状況は学期末に発行する家庭連絡表に記載項目を設け、保護者等にも報告しています。
(4)人材育成目標の達成に向け授業を行うことができる要件を備えた教員を確保しているか
専任教員のうち教員免許状保有者については、所定の時期に大学等で実施される教員免許更新講習を受講して修了証明書を取得、教員免許状を保有していない専任教員については北海道私立専修学校各種学校連合会教員能力認定研修を受講しています。非常勤講師については採用時に履歴書・職務経歴書・ポートフォリオ(作品ファイル)等を各学科長が精査して指導担当教科に必要な専門スキルを確認するとともに、講師会議や授業参観等を通じて相互の指導力向上に努めると共に各研修会等への積極的参加を促しています。

4.学修成果

(1)就職率の向上が図られているか
本校は就職課を設置し専任職員が就職指導にあたっています。就職意識の高揚と就職率向上にあたり企業担当者からヒアリングを繰り返し、必要なスキルや求める人物像等を学内カリキュラムへ取り組み、常に時代のニーズに即した実践的な教育を実施いたします。また、無料職業紹介事業所としての認可を受け、本校独自の求人開拓により収集された求人情報を就職指導室にて公開するとともに、求人動向及び内定情報、企業の求人充足状況などの管理も行っています。
(2)卒業生・在校生の社会的な活動及び評価を把握しているか
卒業生で構成されている校友会室を校舎内に配置し、情報の提供を受けているが、創立以来九千名以上の卒業生を抱えている状況もあり、全てを把握しきれていない。しかし、学校案内書やWebサイト、各種イベントでは卒業生が活躍している状況を紹介しており、本校を志す入学者に対し参考になっていると考えている。また、より確実な情報を得るために平成13年より、卒業生の在籍調査アンケートを各企業にお願いしている。

5.学生支援

(1)進路・就職に関する支援体制は整備されているか
就職を担当する専任職員による1年次から始まる就職ガイダンス、就職希望調査、就職三者面談の実施の他、担任によるキャリアプランニング指導、就活セミナーや企業研修等を定期的に実施しています。また、就職担当者は、担任と連携し求人企業と学生の相性を含め、本人が望む最適な就職先が選定できるよう一人ひとりの適性や能力を踏まえた丁寧な指導をしています。
(2)学生の健康管理を担う組織体制はあるか
学校保健法に従い毎年5月に定期健康診断を実施し、疾病等の早期発見、早期保健指導に努めるとともに保健室を設置し授業中の体調不良者に対応、発病や事故などの際は担当教職員が適切な対応が行えるように連絡連携体制を整備している。また、AEDを設置し教職員への使用方法の研修も実施している。
(3)課外活動に対する支援体制は整備されているか
学校内では新入生歓迎会、学校祭、体育祭等、学生が主体となり、学校行事を行っており、学校外では各種大会の参加等いずれも安全・円滑に行われるように学生の自主的で主体的な活動を積極的に支援している。また、地域イベントへの参加や創作活動へは活発に活動している。

6.教育環境

(1)施設・設備の教育上の必要性に十分対応できるように整備しているか
学校の施設設備は、教育目標の具現化と教育課程の円滑な実施のため毎年改善整備している。平成26年から新校舎に移転し最新の学習環境で授業できるよう整備、特に学科特性に応じたPC等のICT設備や全教室に設置した電子黒板は、高い教育効果を上げています。
(2)防災に対する体制は整備されているか
防火管理者を設置、防災マニュアルを策定し、防災委員会、学生防災委員会を開き、年2回の避難訓練(火災・地震想定)を実施しております。また、消防設備点検は業者により6ヵ月毎に実施しており、管内消防署には3年に1度結果を報告しております。一部学科の授業等で使用している薬品・ガス等については学科内で管理・取扱い方法を厳密に定めています。

7.学生の受入募集

(1)高等学校等に対する情報提供の取組がおこなわれているか
ホームページやSNSでのタイムリーな情報発信、学校案内パンフレット、各種印刷物の定期発送、各地域で開催される進学相談会、高校内ガイダンスへの積極的な参加の他、広報専従スタッフによる定期的な高校訪問活動を行っています。春は実績校へのお礼訪問や就職状況報告、夏は在校生の活躍状況、ビセン独自の奨学制度や年20回以上開催する体験実習機会の案内、秋には出願直前の進路動向把握等を目途に高等学校進路指導や進学希望者にとって有益と考える情報提供に日々努めています。
(2)学生納付金は妥当なものとなっているか
第一線で活躍するデザイナーからなる講師陣の招聘、デザイン制作環境をバックアップする最新の設備整備や学生にとって快適な学校運営に資するための費用である学費(納付金)については、国立の美術・芸術系大学と同水準の納付額を維持するべく建学以来努めております。加えて、昨今の家庭の経済事情も鑑み、返済不要な学園独自の各種奨学・特待生制度の拡充にも努力しております。

8.財務

(1)予算収支計画は有効かつ妥当なものとなっているか
予算収支については、学生数と教育環境の充実を図るために必要な費用を考慮し作成しており有効かつ妥当なものとなっております。
(2)財務について会計監査が適正に行われているか
監査法人による会計監査を年3回実施後、本学園監事の厳正なる監査を実施しており、適正な判断がなされております。

9.法令の遵守

(1)法令、設置基準等の遵守と適正な運営がなされているか
本校教職員は、専修学校が果たすべき社会的責任を自覚して、法令、学内規則等に則って日常業務に取り組むとともに、学生の模範となるべく、一社会人として良識ある行動をとるよう学校長より繰り返し説かれています。また、プライバシーマーク制度に準拠した「個人情報保護基本方針」に則り、情報の取り扱いを定め、学籍簿管理、教室、教務・事務室での個人情報保管についてはマニュアル通り厳格に管理しております。
学校法人美専学園財務状況

<平成27年度 北海道芸術デザイン専門学校公開資料>

平成27年5月
北海道芸術デザイン専門学校
学校長 杉澤 投吉